webpackで本番用と開発用にビルド方法を切り替える
本記事では、webpackで本番用と開発用にビルド方法を
切替える方法を紹介していきます。
本記事の内容です。
本番用ビルド設定
webpack.config.jsに、mode行を追加します。内容は、下記の通りです。
module.exports = { // メインとなるJavaScriptファイル(エントリーポイント) entry: `./js/index.js`, // 下記の1行を追加する。値は'production'。 mode: 'production', // ファイルの出力設定 output: { // 出力ファイルのディレクトリ名 path: `${__dirname}/dist`, // 出力ファイル名 filename: 'main.js' }, };
上記の設定でビルドを行うと最適化された状態でjsファイルの出力が行われます。
また、mode行を省略した時も、上記と同じ設定でビルドされるようです。
開発用ビルド設定
webpack.config.jsに、mode行およびdevtool行を追加します。内容は、下記の通りです。
module.exports = { // メインとなるJavaScriptファイル(エントリーポイント) entry: `./js/index.js`, // 下記の1行を追加する。値は'development'。 mode: 'development', // 下記の1行を追加する。値はお好みで。 devtool: 'cheap-module-eval-source-map', // ファイルの出力設定 output: { // 出力ファイルのディレクトリ名 path: `${__dirname}/dist`, // 出力ファイル名 filename: 'main.js' }, };
上記の設定でビルドを行うと、ブラウザの開発者ツール上でデバッグ可能な形で
jsファイルが出力されます。
ブラウザ上でソースコードを確認、デバッグ実行を行う際は、
webpack://
という場所にファイルが出力されますので、注意してください。(Chromeで確認。)
IE11の場合は、jsファイルを列挙した際にそのまま表示されるようです。
開発用ビルド設定のdevtoolについて
上記で説明したdevtoolの値には、下記サイトで説明されている値を設定することができます。Devtool
特に好みが無ければ、上記と同じ
cheap-module-eval-source-map
で良いと思います。