VS Code on WSL(Ubuntu 16.04)環境の作り方
WSL + Ubuntu16.04にVS Codeをインストールし、
GUI起動できる環境を作成したので備忘録がてら説明していきます。
本記事の内容です。
本記事の内容を試した環境
OS: Windows10 Professional (ver 1803) (Build 17134.472)Windows側の準備
VcXsrvをインストール
下記ページからVcXsrvをインストールします。sourceforge.net
VcXsrvを起動
インストールされたVcXsrvを起動します。起動時に設定を行えますが、すべてデフォルトでよいので、
「次へ」→「次へ」→「次へ」→「完了」
と、ボタンをクリックして起動を完了させてください。
Ubuntu側の準備
初期起動時の準備
起動後、ユーザ名の設定が可能になるまで放置します。ユーザ名を聞かれたらユーザ名を設定します。
パスワードを聞かれたらパスワードを設定し、その後、パスワード再入力します。
管理者権限でUbuntuを再起動
一度Ubuntuの画面を閉じ、管理者権限で起動します。インストール用のスクリプトファイルを作成
VS Codeのインストールのためにいちいちコマンドを実行するのは面倒なので、インストール用のスクリプトファイルを作成して一括で実行するようにします。今回は
vscode-install.sh
という名前でスクリプトファイルを作成しました。
内容は下記の通りです。
コピペしてお使いください。
sudo apt-get install -y curl apt-transport-https libasound2 curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg sudo install -o root -g root -m 644 microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/ sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list' sudo apt-get update sudo apt-get install -y code echo 'export DISPLAY=localhost:0.0' >> ~/.bashrc
インストール用のスクリプトファイルを実行
下記コマンドでインストール用のスクリプトファイルを実行します。sh vscode-install.sh
.bashrcの設定を反映
上記のvscode-install.shで設定した.bashrcの設定を即時反映させるため、下記のコマンドを実行します。source .bashrc
本当はすべてvscode-install.sh内で完結させたいです。
sourceコマンドを'.'に置き換えればシェルスクリプト内でも実行できるらしいのですが、私の環境では動作しませんでした。
WSL上のVS Codeを起動
下記コマンドでVS Codeを実行します。code
使用感等
ホストOS上で動作させるよりは若干ラグがあったりするが、慣れれば問題無いかな?というレベルだと思います。後はWSL + Ubuntu上にDockerやgit clientの環境を構築したら本格的に使用可能な開発環境になりますね。
そこらへんは後日、記事を書いてアップ予定です。