Gitのインストール、アップデート方法(CentOS)
Gitのインストール、アップデート方法について紹介していきます。
内容は下記の通りです。
- インストール環境(OS)
- 事前準備
- インストール方法
- アップデート方法
それでは、見ていきましょう。
1. インストール環境(OS)
CentOS6.7 64bitを仮想環境で使用しています。
試しにCentOS7でも同じことを行ったところ、上手くいったので7でも大丈夫なのかもしれません。
以降紹介する方法はすべて、git_testユーザでログインした後に
スーパユーザモードへ切り替えて操作していますので、ご了承ください。
2. 事前準備
今回、紹介する方法はyum installでインストールする方法ではなく、
ソースコードのダウンロード、コンパイルを行う方法なので、
wgetコマンドとgccを下記の通りインストールしてください。
[root@localhost git_test]# yum -y install wget gcc
3. インストール方法
まず、Gitの依存ライブラリをインストールします。
[root@localhost git_test]# yum -y install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel perl-ExtUtils-MakeMaker
次に、Gitのソースコードをダウンロードします。
[root@localhost git_test]# wget https://www.kernel.org/pub/software/scm/git/git-2.4.0.tar.gz
ダウンロードしたGitのソースコードを解凍します。
[root@localhost git_test]# tar zxvf git-2.4.0.tar.gz
解凍したソースコードのフォルダへ移動し、コンパイルとインストールを行います。
[root@localhost git_test]# cd git-2.4.0 [root@localhost git-2.4.0]# make prefix=/usr/local all [root@localhost git-2.4.0]# make prefix=/usr/local install
最後に、gitのバージョンを確認します。
インストールを行ったバージョンが表示されたらインストール成功です。
[root@localhost git-2.4.0]# git --version git version 2.4.0
4. アップデート方法
GitのリポジトリをCloneするフォルダを作成し、移動します。
[root@localhost git_test]# mkdir /usr/local/src/ [root@localhost git_test]# cd /usr/local/src/
GitのリポジトリをCloneします。
[root@localhost src]# git clone git://git.kernel.org/pub/scm/git/git.git
CloneしたGitのフォルダへ移動し、コンパイルとインストールを行います。
[root@localhost src]# cd git [root@localhost git]# make prefix=/usr/local all [root@localhost git]# make prefix=/usr/local install
最後に、最新バージョンにアップデートされていることを確認します。
最新バージョンが表示されたら、アップデート成功です。
[root@localhost git]# git --version git version 2.7.0.25.gfc10eb5
これで今後、git pullで最新ソースコードをpullした後にmake...の手順を踏むことで、アップデートを行えるようになります。
最後に、インストール方法についてですが、
yum installでのインストールも可能らしいです。
ですが、それだと最新バージョンがインストールされない上に
バージョンを選択できないので、今回紹介した方法で行うのが良いと思います。